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[報告]2021年3月20日「トランシルバニア~森とことばの壁の向こう側」
3月 20, 2021日
2021年3月20日(土)、バベシュ・ボヨイ大学日本センター(CCJUBB)は「NPO法人地球ことば村(https://www.chikyukotobamura.org/home.html)」との共催で、在日本ルーマニア大使館、在ルーマニア日本大使館、在大阪ルーマニア名誉領事館の後援を得て、トランシルバニアの6つの民族(ルーマニア人、ハンガリー人、ドイツ人、ウクライナ人、ポーランド人、ロマ)の言語と文化を紹介するオンラインイベントを開催しました。(以下のリンクからチラシをダウンロードすることが出来ます)
20210320 Transylvania – the Land Beyond the Forest…and the Language Barrier
このイベントは「日本ルーマニア外交関係樹立100周年」を記念して開催され、著名な先生方や日本とルーマニアの友好関係発展に大きな献上をしているルーマニア人を含む多く90名以上の方々にご参加いただきました。
初めにセンター長であり、「NPO地球ことば村」の会員でもある角悠介がバベシュ・ボヨイ大学ならびに当センターの紹介をしました。
次に在日ルーマニア大使館大使秘書のシルビア・チェルケアザさんに大変流ちょうな日本語でルーマニア紹介を行っていただきました。
続いてメインイベントであるトランシルバニアの各民族の言語・文化紹介が行われました。発表者と発表内容は以下の通りです。
1. エマ・タマヤヌ・モリタ(近畿大学教授/バベシュ・ボヨイ大学日本語プログラム創始者)„Romanian Language – Structural Characteristics and Cultural-Historical Context(ルーマニア語の構造的特徴と文化・歴史的背景) ”
2. シャラ・クリスティナ・ヂュルカ(国立クルージュ・ナポカ工科大学電気工学部学生/CCJUBB)„A magyar nyelv / The Hungarian Language / ハンガリー語”
3. イザベラ・クルラナル(バベシュ・ボヨイ大学文学部ドイツ語学科教員・博士課程学生/CCJUBB)„The German language and its little sister, the Transylvanian Saxon dialect(ドイツ語、そしてその妹トランシルバニアのサクソン人の方言)”
4. サラ・マルタ・デアク (ブカレスト大学修士課程スラブ文化学専攻) „Why Ukrainian language? Ukrainian culture and language in Transylvania(なぜウクライナ語?トランシルバニアのウクライナ人の文化と言語)”
5. マウゴジャタ・トマシュキエヴィチ(元バベシュ・ボヨイ大学ポーランド文化・言語センター所長) „The Polish language in Transylvania(トランシルバニアのポーランド語)”
6. クラチュン・ヨアン・ラカトゥシュ(ルーマニア国立少数民族問題研究所研究員) „Limba rromani(ロマニ語)”
発表の間もチャットにて活発な質問や議論が飛び交い、「ルーマニアやトランシルバニアに行ってみたい」「第二回目を希望します」「トランシルバニアの多文化性に驚きました」など、大変うれしいご感想を沢山いただきました。
イベントの録画動画はルーマニアのテレビ局に送られました。「Transilvania Policromă (カラフルなトランシルバニア)」という、トランシルバニアの様々な少数民族文化を紹介する番組において、発表者たちのインタビューも含めて当日の様子を取り上げていただく検討をしていただいています。
ご参加いただいた沢山の皆様、そしてイベントを成功に導いてくださいました「NPO法人地球ことば村」のスタッフの皆様に心よりお礼申し上げます。